在宅で働きたい主婦やママさん、海外在住者たちから人気のオンラインアシスタント。
でも応募数に対して求人数が少なく、採用率が1%といわれていることはご存知ですか?
「100人にひとり」になれるのはどのような人で、採用試験にはどのような準備が必要だと思いますか?
選考をパスするために必要な能力や心構えは、現場で求められることそのものです。
今回は筆者の経験をもとに、オンラインアシスタントの選考についてご紹介していきます。
- オンラインアシスタントの選考プロセス
- オンラインアシスタントの選考で意識したいポイント
- オンラインアシスタントの必須スキル
オンラインアシスタントの選考は3ステップ
まずは、オンラインアシスタントになるための選考プロセスをご説明します。
(1)書類選考
まずは書類審査。
Indeedなど求人サイトからの応募でも、オンラインアシスタントのサービス会社のリクルートページからの応募でも同じです。
- 「応募フォームに必要事項を入力する」形式
- 「応募フォームに必要事項を入力する」、合格すれば「履歴書・職務経歴書のPDF添付する」形式
- 「応募フォームに必要事項を入力&履歴書・職務経歴書のPDF添付する」形式
主にこの3つのパターンがあります。
書類選考で大切なことは、いかに自分をアピールできるかということ。
オンラインアシスタント市場は、採用率1%ともいわれるの狭き門です。
応募フォームに「応募先へのメッセージ」や「自己PR」などの記述項目があればしっかり熱意を伝えましょう。
クリエイターであればポートフォリオを提出し自身のスキルを「見える化」、
ライターであれば過去の寄稿記事のまとめを提出するなどの実績をアピールするとよいですね。
誤字脱字に気をつけて!
(2)適性チェック・課題
書類選考を通過できたら適性チェックと課題です。
適性チェック
適性チェックは就職試験のSPIのようなものではありません。
- 「オンラインアシスタントの役割を理解しているかどうか」の確認
- 「仕事への姿勢」を問う質問
このような内容です。
あなたがどのような人物なのか、この仕事に適しているかどうかがチェックされます。
課題
例えば以下のような課題が出ます。
クライアントから「〇〇〇」のような要望があった場合、
どのように対応し、どのような文面でクライアントにメッセージを送りますか?
「〇〇〇」というタスクが発生した場合、どのような作業が必要で、どれくらいの作業量になりますか?
またどのようなスキルを持つスタッフの確保が必要でしょうか?
重要度、緊急度が同程度のタスクを一度に依頼されたら、どのように対応しますか?
どうでしょうか?
答えられそうでしょうか?
即戦力になれる人が求められているため、かなり実務に近い内容の課題が出されます。
「課題回答にかかった時間」を記載する場合もあるよ。
この選考を通過するための大切なポイントは、行動理由を論理的に説明できるかだと思います。
オンラインアシスタントにはテキストコミュニケーション力がとても大切です。
そのことを意識して回答をしてみてくださいね。
(3)Web面談
書類選考、適性チェック・課題をクリアできたら最後は面談です。
面談には『Skype』や『Zoom』、『Googleハングアウト』などのWeb会議ツールを使います。
- 自己紹介、これまでの経歴
- 志望動機
- 自己アピール
- 質問タイム
面談はこのようなことを話しました。
終始に和やかなムードでした!
Web面談の時間は決して長くありません。
- 事前に予想できる質問には、ある程度回答を準備する
- 笑顔でしっかり伝える
- 時間厳守
このように当たり前のことを忘れずに面談に挑んでくださいね。
ここまでが選考フローです。
Web面談を通過すれば、あなたもオンラインアシスタントです!
オンラインアシスタントになるための必須スキル・歓迎スキル
オンラインアシスタントサービスを運営している企業はたくさんありますが、求める人物像に大差はありません。
「必須スキル」と「歓迎される経験・スキル」に分けてご紹介していきます。
必須スキル
まずは絶対に欠かせない必須スキルから。
高いコミュニケーション能力
オンラインアシストには高いコミュニケーション能力が必要です。
主にチャットツールで連絡を取り合い、クライアントやスタッフ間の人間関係を築いていかなくてはなりません。
高いコミュニケーションスキルは選考の中で1番注目されるポイント。
丁寧かつ誠実に対応していきましょう。
こちらの記事でコミュニケーションスキルについて詳しくご紹介しています。
ITリテラシー
さまざまなWebサービスを使用しながら業務を行うので、ITリテラシーは必須です。
このようにITの知識に疎いとオンラインアシスタントになることはむずかしいと思います。
ただ、「Webサイトをつくるためのプログラミング言語」や「動画編集ソフトの使い方」まで理解しておく必要はありません。
大切なのは、ITツールを使うことや、新しいサービスに抵抗はないかどうかです。
歓迎される経験・スキル
下記のような経験・スキルがあれば選考で優遇されることがあります。
選考のときのアピール材料にしてくださいね。
- マネジメント経験
- BtoBでの交渉経験
- バイリンガル秘書経験
- カスタマーサポート、コールセンター経験
- 経理の実務経験
- Webデザインの実務経験
(Illustrator、PhotoshopなどのAdobe系ソフトが使えると業務の幅が広がります)
業務に必要な作業環境を整えよう!
オンラインアシスタントとして仕事をするためには、必要な環境・ものがあります。
- 自分専用
(一部WindowsPCのみに制限している企業あり) - セキュリティソフトがインストールされている
- Webカメラ付き
(外付けOK。オンライン面談やMTGで使用) - スペックはSkypeなどが動作するレベル
(例:実装RAMが4GB以上 など)
- 「通信環境30Mbps以上」などの条件を提示している企業あり
- 静かに作業ができる場所
(セキュリティの観点から「自宅以外での作業」を禁止している企業あり)
PCを貸してくれる企業も一部ありますが、基本すべて自分で準備します。
さいごに
オンラインアシスタントの選考プロセスと求められるスキルや環境についてご紹介してきました。
採用率1%といわれる狭き門ですが、オンラインアシスタントになりたいと思う読者さんに届けばうれしいです。
- オンラインアシスタントの選考プロセスは「書類選考」「適性チェック・課題」「Web面談」の3つ
- 書類選考で大切なことは自身のスキルを「見える化」し、実績をアピールすること
- 課題はかなり実務に近い内容。行動理由を論理的に説明できるかがポイント
- Web面談は、準備・笑顔・時間厳守!
- 仕事には高いコミュニケーション能力とITリテラシーが必要
オンラインアシスタントサービス一覧
「オンラインアシスタントになりたい!」と思った人は、求人情報もチェックしてみてくださいね。
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